【エルデンリング】蝕まれた太陽の話【考察】

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↑ゲーム考察チャンネルを始めました。記事をもとにエルデンリングの考察をやっています。

オデ、イエティ。今回はエルデンリングの考察記事だよ!

エルデンリングのDLC楽しみですね! 二年ぶりに遊ぶにあたって色々と忘れているので昔の自分のエルデンリング日記(非公開ブログ)を読み返していたところ、考察記事を見つけたのでそのまま持ってきて公開してみることにしました。

当記事ではエルデンリング本編のネタバレがあります! ご注意ください!

この記事では狭間の地における『太陽』『蝕まれた太陽』についての考察をします。

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目次

・そもそも狭間の地に太陽ってあったの?

普通のゲームであれば当然空に浮かんで日と共に沈んでいく太陽ですが、このエルデンリングにおいてはとにかく影が薄いです。なぜかと言うと舞台である狭間の地には巨大な黄金樹が根ざしていて、黄金の光を昼夜問わずに振りまいているからですね。太陽の在り様が時間帯を示すという我々の「常識」が通用しないんですよ。

しかし別に太陽が存在しないわけではなく、あくまで影が薄いだけです。海の方へ足を運んであちこち眺めて見ると、ちっちゃいけど確かに太陽があります。そしてちゃんと日と一緒に沈んでいく。しかし黄金樹に比べると悲しいくらいに影が薄い。悲しい。そして、ゲーム内ではほとんど太陽に対しての言及がありません。

これは黄金樹に比べたら太陽がちっちゃくて輝きが小さいから……ではなく、おそらくは明確な理由があります。黄金樹という天高くそびえる大樹とその信仰者にとって「太陽」という存在は邪魔だったのでしょう。

エルデンリングで唯一、真っ当な太陽を象った盾があるのですが。テキストを読んでみると太陽を戴く都はすでにどこにも存在していないと書かれています。見た目からわかるようにボロボロになっている古びた盾です。

昔のverのテキストによれば「古の時代に作られたであろう、鉄製の盾」とされています。つまり、古の時代には太陽を戴く都があったんですね。しかし今はもう存在しない。

太陽の都の盾を持っているエネミーは二種類いるのですが、まずはスケルトン兵。ちょっと豪華な赤マントがまぶしいかわいいやつです。こいつの赤マントの意匠は盾に描かれているのと同じ太陽です。赤い布地に金で描かれています。つまり盾として持っているだけではなく、このスケルトン兵は古に存在した太陽の都の兵士だと考えられるわけですね。

そしてもう一種類のエネミーが崩れゆくファルム・アズラの獣人スケルトンです。こいつも朽ちたガイコツになっていますが太陽の都の盾を構えています。脱線してしまうので細かいことは省きますが、ファルム・アズラは黄金樹よりもさらに前。つまり先史に存在した国になります。その兵士が持っているということは太陽の都は黄金樹の時代よりも遥か昔に存在した、ということになりますね。

しかし現在はどこにも太陽の都は存在せず、死者しか盾を持っていない。滅びたか、あるいは黄金樹によって滅ぼされたと見るのが妥当でしょう。黄金樹の麓である王都ローデイルの外郭墓地のスケルトン兵が持っているということを考えれば、黄金樹の麓へ侵攻した太陽の都の戦士が返り討ちにあった、という見方もできて面白いですね。

実はエルデンリングにはひまわり的な植物が存在するのですが名前は「金輪草」とされています。これは異様に輝いているということ以外は普通のひまわりにも見えますね。これらは黄金樹に向かって咲くという習性があります。和名のひまわりは「日回り」から来ており、太陽に向かって咲くことから名前を取られています。つまり、金輪草=ひまわりで間違いないと思います。

黄金樹が太陽よりも強い光を放っているので太陽ではなく黄金樹に向かって咲くんですね。このように黄金樹信仰が支配する狭間の地においては太陽を示すものが極端に少なく、ひまわりすらも別の名で呼ばれています。しかし黄金樹は太陽に対してさらなる冒涜を行うんですね。

・蝕まれた太陽とは?

先ほど語ったように一般的な太陽のイメージは狭間の地ではタブー化されているのかほとんど見ることがありませんが、別の姿なら見かけることがあります。それが「蝕まれた太陽」ですね。つまり皆既日食です。これは「魂無きデミゴッドが眠るさまよう霊廟」の象徴とされています。太陽そのものではなく、日蝕された太陽。これは黄金樹が太陽に勝利したという証であり、冒涜の印でもあるのでしょう。

さまよう霊廟というのは狭間の地の各地で見かける、大きな鐘を鳴らしながら歩いている霊廟のことです。この霊廟の中には魂無きデミゴッドの遺体が安置されています。デミゴッドというのは狭間の地の神であるマリカの子なので、神の子の遺体ということですね。

…霊廟がさまよっている。魂無きデミゴッドを抱いて
おお、永遠の女王マリカよ。貴女の、醜い落とし子を抱いて
巡礼教会の霊体

本来、デミゴッドは不老不死の存在でした。しかし黒き刃の陰謀の夜という事件が起こり、デミゴッドの魂のみを殺害するという刃を用いてゴッドウィンというデミゴッドが。それからも次々とデミゴッドたちが殺されていったんですね。作中では名前を明かされていないデミゴッドたちは魂の死を迎え、その遺体のみを霊廟の中に安置されています。

蝕まれた太陽は魂無きデミゴッドたちの守護星とされています。つまり黒き刃の陰謀の夜以降に殺されたデミゴッドたちの安息を祈り、運命の死から遠ざかるよう祈りを込めて蝕まれた太陽を掲げているわけですね。

オデはこの「蝕まれた太陽」の紋章がめちゃくちゃ好きでして。だってかっこいいじゃん。その話をしたくてこの記事を書いています。

さまよう霊廟の周りには霊廟を守る霊廟兵という兵士がたくさんいます。霊廟兵は霊体になりながらも霊廟を守る兵士であり、自ら首を落として殉死者となりました。

何で自分の首を斬り落とすの!? という話ですがこれは霊廟兵となるための儀式なんですね。死の鳥に由来する呪いとして地縛霊になることで、霊廟を守る兵士になれるのです。

ちなみに通常の霊廟兵のサーコートがこちら。深緑色が恰好いい。霊廟を表す鐘のマークがついていてオシャレです。なのですが、実はよく見ると首の周りの部分から鐘のマークに掛けて赤黒く汚れているんですよね。これは先ほどの記述からみるに霊廟兵が呪いの儀式を行って死ぬため、自ら首を落としたときに流れた血なんでしょう。

ちなみに霊廟兵の上司である霊廟騎士の服にも同様に首周りの血がついてます。

これを見てから蝕まれた太陽の紋章を見ると、少しイメージが変わります。

自ら首を切った霊廟兵と騎士の服の血汚れと似てますよね。ポッカリと空いた太陽の輪は首のあった場所。そこから血が滴っている。つまり蝕まれた太陽(蝕紋)を再現するために自らの首を切り落とし、その断面を蝕紋とするのが儀式の全容なのだと思われます。

魂無きデミゴッドは首を落とされています。この意図はよくわからないんですが、霊廟兵たちは自ら斬首することで魂無きデミゴッドと同じ似姿になっているんですよね。

ちなみに霊廟騎士のマントはこんな感じ。こっちは血どころじゃなくてなんだかほとばしっています。

ちなみに伝説の遺灰である霊廟兵の長ルーテルは殉死した後に守り続けたデミゴッドが「再誕」したらしいです。これはつまり失った魂が戻って生き返った、ということですね。その功績が認められてルーテルは英雄になったらしいです。つまり霊廟に安置された魂無き遺体が生き返ったという事例が一度はあるんですね。

その後のデミゴッドはどうなったんだろうね。DLCとかで出てきたら面白いですね。さすがにせっかく復活したのに言及されずにまた死んでた、なんてことはないでしょう。

そもそもこんなイカれたこと誰が主導しているの?

太陽に関する言及があまりないという話をしましたが、実のところ蝕まれた太陽についてもあまり情報はないんですよね。最も蝕まれた太陽を見るのは巨人の山嶺にある「ソール城」でしょう。ちなみにソールという名前は北欧神話における太陽の女神からそのまま取られていると思います。ソール、というだけだとピンとこないと思いますがソーラーと聞けばああ、と合点がいくと思います。

ソール城ではあちこちに蝕まれた太陽の旗が掲げられ、中々に異様な雰囲気です。霊廟がさ迷っている場所は多々あるんですが霊廟兵以外でこのシンボルを掲げている勢力っていないんだよね。しかしそれもそのはず、そもそも黄金律という黄金樹が掲げているルールの中からは「運命の死」という概念が取り払われているからなんですね。

今でこそ生者と死者がしっちゃかめっちゃかな狭間の地ですが、本来は死がない世界なんですね。女王マリカによって黄金律からは死のルーンが取り除かれており、肉体と魂は黄金樹に戻り、また生まれてくる……というシステムが構築されていました。しかし死ぬはずのなかったデミゴッドが黒き刃の陰謀で殺害され、ゴッドウィンが黄金樹の根元に埋葬されたことで「死の根」というものに浸食され、死者が跋扈するようになったのが今の狭間の地です。

つまり死というものは本来、黄金樹信仰の中では忌避されたものなんですね。

だから霊廟兵の首を落として守護者にするという殉死行為そのものが黄金律的にはNGだとオデは考えてます。じゃあなぜ、誰がそんなイカれた行為をやっているのか。

これはチャッと結論から言うとミケラだと思います。普通に名前が出てきます。

…申し訳ありませぬ、ミケラ様
まだ、太陽は蝕まれませぬ。我らの祈りが弱いばかりに
貴方の友は、魂無きままなのです…
…もう、見ることは叶わないでしょう
貴方の聖樹を

ソール城の屋上にいる霊体はこんなことを言ってます。彼の言うことから察するにソール城にいる者たちはミケラの命を受けて、日蝕を祈っているんでしょうね。ソール城には「日蝕教会」という場所があり、そこで他の霊体も日蝕を祈っています。霊体が言っているミケラの友というのは黒き刃の陰謀の夜に真っ先に殺害されたゴッドウィンでしょう。

ゴッドウィンに関しては彼を弔う墓標を剣にしたものがあります。テキストも興味深い。ここで書かれている少年というのは永遠に幼いとされるデミゴッド、ミケラでしょう。ミケラはマレニアの双子の兄ですが永遠に成長しないため「少年」と表現されることが多いです。

ゴッドウィンはマリカとゴッドフレイの間に生まれたデミゴッドであり、マリカとラダゴンの間に生まれたミケラにとっては「兄様」でいいと思います。

ちなみに簡単にミケラだと証明する方法があって、この黄金の墓標についている専用戦技を使うと紋章が出ます。これをよく覚えておく。

ミケラの聖樹に住んでいる聖樹兵のサーコートの紋章は黄金の墓標の祈祷マークの簡易版に見えますね。形が似ているのでまず間違いはないでしょう。

ちなみにミケラマークは木のようなものとその先についている丸い何かで構成されています。この木はおそらくミケラの聖樹で、丸いものは琥珀だと思います。ミケラの騎士剣には聖樹の琥珀が埋め込まれていて、その周りの意匠は植物に見えます。これはミケラマークと似ている気がしますね。

ちなみに死王子の杖には死王子ゴッドウィンの一部とされる琥珀が埋め込まれているみたいです。この杖もミケラが作ったんじゃないかね。死王子の一部が琥珀になってるのは彼が死後も成長しているから、何かしらの変化をしているんじゃないでしょうか。黄金樹に連なる者は植物の性質を一部持っているから、体が天然樹脂(琥珀)になるのもおかしくはないと思ってます。

ちなみに琥珀と言えば産まれなき者の大ルーンは琥珀のタマゴですね。これらのルーンって縦線の場所が似通っているかどうかで兄弟なのか判別できる……というのは有名な話だよね。赤枠がラダゴンとレナラの子供たち。黄枠がゴッドフレイとマリカの子供たち。緑枠がマリカとラダゴンの子供たちの大ルーンだと思われます。

つまりマレニアの大ルーンと同じ場所に線が入っている産まれなき者の大ルーンはミケラのものなんじゃないかと。大きさが一つだけ小さいのもミケラが永遠に成長しないことと関連してるんじゃないかな。また琥珀というのはミケラと深く関係してますよね。

うう、ううう…
…ゴッドウィン様
なんと、醜いことでしょうか
坊ちゃまは、死ぬべきでした
デミゴッド、その最初の死者として
運命の死に殉じるべきでした
それがなぜ、醜態を晒しておられますか
黄金の貴公子が、死に生きるなどと
そんな、醜いことがあるでしょうか
うう、ううう…     指読みエンヤ

ゴッドウィンは「運命の死」を受けなかっただけではなく、死に生きる者となってしまいました。ゴッドウィンの肉体は死んだ今も成長を続け、醜悪に膨れ上がっているんですね。つまりこの状態を変えなければ魂無きデミゴッドとして再誕することもできないんでしょう。だからミケラは「正しく死んでくださいな」と祈っているんじゃないかな。

ルーテルの遺灰を見る限り一度だけ魂無きデミゴッドの再誕が成功しています。ミケラの本懐はゴッドウィンを再誕させることで、そのためにミケラが主導して霊廟にまつわる儀式をやらせてるんじゃないかな、というのがオデの想像ですね。

そして重要なこととして霊廟や殉死というシステムが黄金律に反していることと、ミケラが「原理主義を捨てた」という記述があることは合致しているんですよね。黄金律に反しているデミゴッドというだけならラニやライカードがいるんですが、彼らはゴッドウィンを生き返らせる理由がないですからね。ラニに関してはゴッドウィンを殺した張本人であることだし。

霊廟騎士が背中につけている死の鳥の羽は「遠い再誕の契約」を指します。

つまりこれを利用してデミゴッドの再誕を狙っているんだと思います。実際この目論見は一度だけ成功しているので確かな方法なのは間違いないんでしょうね。

死の鳥や死儀礼の鳥というのは黄金樹無き頃。つまり先史以前の存在なんですね。つまり黄金樹にまつわるものではないので、これはこれで黄金律とは反していると思います。そして何よりも先史以前の知識が必要です。マレニアによるとミケラは神の知恵とされていますからミケラなら先史以前の知識を持っていてもおかしくないな、と思いますね。

これまた脱線に近いんだけど死の鳥たちの母は色鮮やかな双鳥であり、外なる神の使いとされてます。外なる神というのは完全に黄金樹の敵なので、死の鳥にまつわるものを身に着けるのは完全に黄金律を外れている、と言える。霊廟を生み出したのがミケラかはわかりませんが、ゴッドウィンを再誕させようとしているのはミケラですからね。彼が主導してやっている、と見るのと辻褄は合ってると思います。

ちなみにこれはちょっと余談なんだけど蝕のショーテルという蝕まれた太陽を象った武器がソール城にあるんですけども。これはソールでは「絶望的畏敬の対象」とされています。人は大いなる恐れから目を背けることができない、と書かれていますね。

単純に「自ら首を落とす」という霊廟兵の殉死行為が絶望的畏敬を起こさせるのかな、と最初は思っていたんですが。霊廟と霊廟兵だけなら各地にいるんですよね。しかし「ソールでは」と、ソールという土地の人々に限定して強調されている。ここに意味を見出すとしたら、ソールという城自体が元々太陽を戴く都にまつわる城なのではないか、と考えることもできますよね。

この霊体も「ソールの冷たい太陽」と言ってますがそもそも太陽はどこの土地のものでもないです。しかしソールが元々太陽を信仰する文化を持っていたら別です。ソールはかつて太陽の都にまつわる土地で太陽を信仰していた。しかし黄金樹による支配を免れず、果てには日蝕によって蝕まれた太陽を信仰の対象として崇めさせられることになった。これが絶望なのではないか。

ちなみにソール城には霊体となった失地騎士がたくさんいて、宿将ニアールがそれらを率いています。ニアールはかつて敗軍の騎士たちの助命を請い、自らの脚と取引に許してもらったようですね。失地騎士というのは故郷を失った騎士のことなので、ニアールと失地騎士の霊たちはかつて黄金樹と争い、敗北したのかもしれませんね。

この辺りは妄想の余地を出ないですが、一考の余地はあるかと思います。

・太陽は本当に黄金樹に敗北したのか?

ここまで見る限りだと太陽は信仰する国を滅ぼされ、人々からは忘れ去られ、今や魂無きデミゴッドの守護星に勝手にされちゃってます。実際オデも太陽を探すのにけっこう時間が掛かりました。黄金樹がとにかく光ってるからさぁ……。

とにかくエルデンリングではボロカスにされている太陽ですが、実のところ黄金樹>太陽ではないんじゃないかな……というのがオデの考えでして。その辺りはかなり妄想中心なので話半分に聞いてもらって、歯を磨いて寝てもらえればなと思います。

実は太陽に関する超~~~珍しいテキストがぬくもり石の説明にあります。重要なのは「かつて黄金樹は、太陽に似て暖かくゆっくりと人々を癒したという」という部分ですね。つまり黄金樹は太陽に似て暖かかったけれど、今はそうではないということですね。

黄金樹は植物ですが自らが輝くことで日の光を否定しています。そして昇ってきてまた沈んでいく太陽とは真逆に永遠に根差し、空に在り続ける。黄金樹は草木で、太陽は火である。こうして見ると黄金樹と太陽は似た存在でありながらも相反する要素を持っているんですね。そして結果から見ると黄金樹は燃やされて、滅びていくんです。しかし太陽は空に在り続ける。となると果たして太陽は黄金樹に敗北したのか? という疑問が浮かび上がってくるわけです。

太陽を信仰する国が滅びても勝手に魂なきデミゴッドのシンボルにされても、太陽は変わらずに空にあるわけです。つまりそれこそが理想の形なのではないか、というのが一つの結論です。

ここでオープニングで登場する三人の褪せ人代表を思い出してみます。この三人は黄金律を修復する修復ルーンを生み出し、エンディングに関係しているんですよね。そしてこの三人は全員、太陽と関連付けることができるのです。

まず死王子ゴッドウィンのためにフィアが生み出した死王子の修復ルーン。これは正しく魂無きデミゴッドの守護星である「蝕まれた太陽」の似姿に見えます。蝕のショーテルを二つ合わせたらこんな形になるんじゃないかな。

蝕まれた太陽は魂無きデミゴッドの守護星ですが、元をただせばデミゴッドの死の始まりは死王子ゴッドウィンその人です。彼の修復ルーンが守護星と何ら関係ないというのはあまり想像できないかなあと思います。

次に糞喰い。こんなやつが関係あんの!? 一気に胡散臭くなったなってオデ自身書いてて思いますが、よく見てほしい。こいつは胸に太陽のメダルをしています。一般的な太陽モチーフのものは狭間の地の中にほとんどない中でこいつは堂々と太陽を身に着けているのです。

太陽のメダルというアイテムはダークソウルにもあるみたいなのでファンサービスもあると思うんだけど、そこについて掘り下げてもよくわかりませんでした。そんなに関連はないでしょう。糞喰いが太陽のメダルを身に着けているのは糞喰いの導きであり、その先で見える輪の似姿だかららしいです。

そんでこれが糞喰いくんの生み出した修復ルーンです。太陽というよりは萎びたひまわりみたいですね。糞喰いくんはこのビジョンを太陽に似てる! と思ったんですね。ちょっと面白い。

最後に金仮面卿。

彼はもう仮面そのものが太陽に見えます。そしてどこに行っても黄金樹を指しているというのは「金輪草(ひまわり)」の擬人化に近い。この仮面は金仮面卿に訪れたひらめきであり、探索の先にある輪の似姿だといいます。つまり言っちゃなんですが糞喰いと同じですね。彼らがいつかどこかの未来で見出すことになる修復ルーンのヴィジョンがこれなのです。

フィアのルーンは蝕まれた太陽。

糞喰いのルーンは……なんか汚い太陽。

金仮面卿のルーンは金色に輝く太陽。

それら全ての修復ルーンを太陽と見なすことができると話が変わってくるんですね。

修復ルーンというのはマリカによって破壊された黄金律(エルデンリング)を修復し、超えるためのルーンです。要するに現在の黄金律を超越するルールなんです。それが太陽の似姿だと捉えられているということは黄金律を越える律の形こそが太陽なのではないか、と考えることができるんですね。

というわけで狭間の地においては影の薄い太陽ですが、実は黄金律を超える律の似姿は太陽であり重要なモチーフであるという記事でした。DLCはミケラ関連とのことで、蝕みの太陽についての新しい情報などが出ると嬉しいです。

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