【原神】カーヴェという男について語らせてくれや!① -盛典と慧業-【キャラクター語り】

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オデ、ゲーミングイエティ! 今日はカーヴェとかいう男に関して語らしてくれや! ちなみに当方、中年男性ですヨロシク!

中年男性アピール、要る?

なんかこういう男性キャラクターについての語りって男性目線からは少ない気がして。

オデはですね、あまりにもカーヴェという男が「良すぎる」ので完凸までしてしまったんですよ。全キャラクター持ってるから別にカーヴェをモリモリにするために財布のひもを緩める必要はなかったんだけど、あまりにも魂が騒ぎ出したから致し方なかった。確保しただけの無凸のカーヴェでは心が納得できなかったから!

今回はそんなカーヴェに関して実装前段階の印象から、実装後のイベントを踏まえて語っていきたいと思います。

目次

実装前の印象

カーヴェが初登場したのはスメールの魔神任務第五幕のエピローグなんだけど、例によって例のごとくスメール関連のキャラクターのボイスで「カーヴェについて」という項目があるので登場が示唆されていたキャラクターの一人だった。初登場までの他キャラクターによるカーヴェについての情報はこんな感じ。

・アルカサルザライパレスを建てた偉大な建築家で芸術へのモチベーションが高い(ニィロウ)
・アルハイゼンとルームシェアしているが彼とは犬猿の仲(ティナリ、コレイ)
・ドリーと協力関係にあり彼女に大きな借金をしている(ドリー、ティナリ)
・おしゃべりな性格(コレイ、セノ)

ちなみにプスパカフェの掲示板(何通りもパターンがある)をチェックするとアルハイゼン、カーヴェ、ドリーのメッセージがあるので、実はカーヴェの口調自体はスメール実装時から少しだけわかるようになっていた。この時点の口調はかなりお固めでアルハイゼンとはあまり違いがないので性格があまり見えてこないけどね。

そして来るスメール魔神任務第五幕が実装される三日前に声優発表で初めての顔見せとなった。この一枚絵を見た時点で得ている情報を元に、当時オデがカーヴェに抱いた印象もせっかくなので書いておく。

・明るく天才肌の芸術家
・アルハイゼンのヒモ
・プライドが高い
・金遣いが荒い
・酒癖が悪い
・キザ

こんなところである。印象としては……かなりマイナス面の方が多いけど前情報時点でかなり目立ったキャラクターだから楽しみだった。しかしここまで丁寧に未実装時の印象について書いてきたことから察せられる通り、カーヴェはそれまでの印象を大きく覆す異色のキャラクターだったのだ。いや、正確に言うならばそれまでの印象を保ちつつ、その真逆の要素も兼ね備えているという矛盾の塊だった……。

ここからはVer3.6大型イベント「盛典と慧業」やカーヴェのキャラストーリーのネタバレを含むから注意。

盛典と慧業

めでたくカーヴェ実装となったVer3.6は大型イベントである「盛典と慧業」が開催され、スメール教令院の学院祭にまつわるイベントストーリーが展開された。その中で妙論派の代表としてカーヴェが登場したので「ああ、顔見せとしてちょうどいいイベントだね」などとオデは軽い気持ちで見守っていたのだが、始まってみれば顔見せどころかカーヴェはこの学院祭イベントの主役級のキャラクターとして取り扱われ、めちゃくちゃ曇らされた上に激重な過去があることを知らされたのでドン引きした。えぇ……?

曇らされる前の元気なカーヴェくん

盛典と慧業のイベントストーリー概要:スメール教令院を中心とした祭りが開かれ、その目玉となった一大イベントこそが学院トーナメントであった。トーナメントでは各論派から代表6名が出場して競い合い、優勝者には賞金や賞品が渡される。カーヴェは妙論派の代表として出場し、賞金で借金を返して家を建てるために優勝を目指した。

第一から第三ラウンドまでの間、カーヴェはトーナメントで勝利するために努力する。しかし優勝とは無関係の動物の救出やそれによって砂漠で気絶するなどの矛盾した行動を旅人やパイモンからは疑問視される。この事はカーヴェへ直截的に伝えられ、カーヴェ自身もそれについて自覚的だったものの話題を逸らす形ではぐらかされた。

第三ラウンドにおいてカーヴェは目標を達成して優勝者となる。その時に歴代伝わってきた才識の冠を授与されこれを被るが、実はこの才識の冠は曰くつきの道具だった。才識の冠にはサーチェンという教令院の学者の意識が保存されており、優勝し冠を被ったカーヴェの前に意識として現れた。

サーチェンはかつて研究を続ける中で「人間こそが罪悪を生み、全ては悪くなる一方」という虚無的な結論に達した。絶望したサーチェンは自死を考えるが才識の冠を手に入れたことで考えが変わり、自らの意識を才識の冠に移した。その上で高額な優勝賞金をエサにして学院トーナメントを毎年開かせ、優勝できる才能ある者に自らの財を渡し人間性に関する実験を引き継がせるという計画を実行した。

そうして今回のトーナメントにおいて自らと同じ「理想主義者」であるカーヴェを前にサーチェンは現れ、莫大な財産を渡す代わりに計画を引き継ぐようにと迫った。カーヴェは莫大な富を持つ有能な学者が虚無的な結論へと達したことに困惑したが、最終的には冠を地面に投げ捨てて叩き壊した。カーヴェはサーチェンによって莫大な富を与えられたがその全てを苦境に立っている者のために寄付すると宣言し、カーヴェの言葉を聞き終えるとサーチェンの意識は消滅した。

見事に優勝者となったカーヴェだが、全ての賞金を寄付すると宣言したために他の優勝賞品である七聖召喚の限定カード一枚しか得ることはできなかった。ちなみにこのカードはセノが100万モラで買い取ったので無駄働きとはならなかった。



盛典と慧業とそれにまつわる世界任務をクリアすることでカーヴェ自身の過去を知ることができる。カーヴェが幼少の頃、カーヴェ自身が父へ言った才識の冠が見てみたいという言葉を発端にカーヴェの父は学院トーナメントへの出場を決めた。そしてカーヴェの父は出場したものの才識の冠の影響を受けてしまい、サーチェンの思考に触れてしまう。優勝することはできず、サーチェンに影響されたことが切っ掛けで大会が終わった後に砂漠へと失踪。後にアアル村で人助けをしていたが最終的には流砂に呑まれたキャラバンを救うために死んでしまった。

カーヴェは自らの言葉が父を死に追いやったと考えており、その事から常に人に親切にし続け、自らの過ちで失敗を生まないようにという強迫観念に駆られていた。そのためならば自らを省みることもない、自罰傾向の強い性格になっていたのである。しかし今回の一件において自らの父がサーチェンによる影響を受けていたことを知らされ(旅人、あるいはアルハイゼンに伝えられる)、カーヴェ自身が冠を壊したことでサーチェンによる悪影響が今後誰かに及ぶことがないという事実に気づき、ようやく一つ安心した。

オデのまとめはカーヴェの視点にかなり寄っているので全体の流れはpixiv大百科辺りで確認することを勧める。

選択次第で見れないカーヴェとアルハイゼンの会話

さて、このクソ長いあらすじを読む人がいるかはともかくとして、この盛典と慧業はドえらいイベントである。何しろこれはカーヴェのルーツと呼ぶべき物語であり、彼自身が主人公と言っても過言ではないのだ。それなのに期間限定で現状は復刻機能でも付かない限りは永遠に新規が自分の目で体験する機会はないという(Youtubeにはプレイ記録などが転がっているだろうから、その辺りを探せば見ることはできる)

盛典と慧業によってカーヴェが幼少期から抱えていたしこりは少し消えたかもしれないが、これだけに留まらずカーヴェの苦難はまだまだたくさんあるし、恐らく今後原神が進む中でカーヴェが完璧に救済されることはない。明るそうな印象とは裏腹にそういう重い罰を生まれながらにして抱えているキャラクターだった、ということだけ今回覚えて帰っていただきたい。

さて、これはほんの序の口。盛典と慧業と同じようにカーヴェの曇らせにも第一から第三ラウンドまであるのだ。今回は盛典と慧業に関して語ったところで締めるけど、できたらまた別の記事でキャラクターストーリー、デートイベントについても語っていきたいと思うよ。

余談

盛典と慧業のあらすじを見ればカーヴェをよく知らない人でも感じるだろうけど、☆4キャラクターにしてはやけに掘り下げが多く、精神性の複雑さも特筆すべきものがある。「顔が良いヒモ」の一言では語りきれない奥深くてめんどくさいキャラクター……カーヴェは今最も原神公式から湿度が高く厄介な寵愛を一身に受けているキャラクターなのだった。

今最もってことは前は別のキャラが曇らせ……愛されてたりしたの?

前は魈が曇……愛されてたよ。当初の魈はめちゃくちゃ尖ってて海灯祭を「光るゴミ」呼ばわりをするくらい荒んでたけど旅人の過剰ともいえるメンタルケアによって今ではふくふくとかわいい杏仁豆腐ちゃんになりましたね。一緒にカードゲームもしてくれるし。

まあでもこないだも突発的に魈が苦しんだり七七に運ばれてるムービーが公開されてたし魈のことも諦めてないと思ってるよ。

そっとしておいてもらったほうが幸せなのでは……?

↑ 原神公式の魈設定画&資料集

一応書いておくとカーヴェや魈が「曇らされている」「公式からの歪んだ愛情を注がれている」ということに関してはオデの個人的な見解に過ぎないので原神というゲームを誤解しないように。人間を知らないイエティのたわごとだと思ってくれれば結構です。面白おかしく脚色する意味でオデは「公式からの」という言葉を使うけれど、キャラクターごとに思い入れや贔屓の差があるとは考えていません。しかし、キャラクターが対面する問題が大きければ大きいほどその葛藤や複雑性を描く必要が出てくるので、結果として情報量が多くなって印象に残りやすくなる。そういう意味では魈やカーヴェは情報量が多くて目立っていると言えるね。

例えば香菱みたいなシンプルなキャラは奥行きがないから面白くない、なんてそんなわけはないからね。キャラクターの魅力というのは千差万別。むしろカーヴェみたいなキャラクターは掘り下げられている部分を自分の目で見ないと「キャラがよくわからない」という、定まってないかのような印象を抱かれてしまう危険性があると思うよ。ただそれでは勿体ないから、誰かが見るかはともかくとしてオデはカーヴェの魅力を記事に出来たらな~と思ってるよ。

ったく、カーヴェ……めんどくせー男……w(そこが好きなんだけど)

グダグダと書いていたら思ったより長くなったのでキャラクターストーリーやデートイベントに関してはまた後日、別の記事に書くことにするよ。元気があればアルハイゼンについても書きたいね。オデはアルハイゼンも好きです。セノとティナリも好き。以上、ゲーミングイエティでした。

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